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今年も新潟で日本の原風景に癒される

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夏は帰省ではないが、縁あって新潟県の東頸城丘陵のただ中にある、高柳町に毎年のように帰っています。集落を歩いてスケッチしたいところですが、今年は梅雨明けしておらず、あいにくの雨。宿の勝手口の窓から外の風景をスケッチしています。 あの納屋もすっかり見慣れたものですが、今まで描いたことがなかったな。 涼しい風が吹いてて、優しい雨音だけが聞こえます。 おかげでスケッチに集中できます。 色塗りは旅から帰ってから行いますが、下絵を描いている段階からイメージは決めてます。ライトグリーンで軽く下塗りし、上からオリーブグリーン・シャドーグリーン等を重ねていきます。 水たまりの映り込みを描くのはワクワクします。 水のある風景は大好きです。 翌日、夜が明けると宿の前に馬がつながれていました。 毎年7月15日に行われる黒姫まつりの神事として、刈羽黒姫山(889m)の山頂にある鵜川神社まで馬が一緒に登るのですが、今年は雨のため麓まで行って終了だそうです。来年は一緒に登りたい。 流雲(りゅうぐも)号、おっとりした性格の農耕馬。草をよく食べる。好きな草はクローバーですが、草が少なくなればなんでも食べるそうです。一日に体重の10%は食べるそう。 ここは交通の便が悪いので、仲間が車を出してくれる夏しか来たことがないのですが、他の季節にも来てみたい

初めて入った両国国技館! It was my first time entering Ryogokukokugikan arena.

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相撲をテレビで見ることは度々あったものの、相撲自体をよく知ることもなく、国技であるにもかかわらず、知らないことだらけなので、 先日、千代の国引退佐ノ山襲名断髪式のチケットをいただく機会を得て(Special thanks to Ryoji Noritake)人生初国技館に潜入してきました。 普段乗る路線の通過する駅同様、あることは知っていても、その駅で降りてみるという理由がない限りもしかして一生知らないでいる場所ってありますよね。 普段使う駅だって、反対側の出口から出る事がなければそのエリアについて知らないまま。そんなふうで、国技館、いつか行ってみようかといういつかは突然やってきました。 早めに行ってなかに入る。座席がお座敷風で結構広いスペース。正座でもアグラでも、体育座りでも好きにくつろいで良いそこは今まで行った競技場の雰囲気とは違う和の空間。これはくつろげる! 壁に面した席ではテーブルとセットで椅子がありパーテーションで仕切られていて、そっちもいいなあ。 土俵の上は描かずに開けておき、それを取り囲む座席と吊り屋根を描いた上から徐々に人が増えてくる様子を描き入れて行った。 断髪式の前にはいくつかの出し物(太鼓打ち分実演、稽古実演、初切、千代の国改め佐ノ山甚句、髪結のデモ、など)が行われ、それらを別ページに描きながら観客の暖かい歓声を心地よく聞いていた。 断髪式が始まった。四百五十人が少しづつ鋏を入れていく厳かでたっぷりと時間のかかった瞬間を、空けていた土俵上に描き入れた。うん、あの場所のあの雰囲気、捉えた。 直に現場で体感する、見聞きする、描くをどっぷり味わう事ができたいい日でした。

三度目の正直!!Third time's the charm!!

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仕事の合間に予想外時間が空いた。たまたま通りかかった場所にあった神社。入ってみたらなかなか絵になる佇まいだったので、いっちょスケッチしてみるか?なんて珍しく描き始めた。 相変わらずのノープランで挑む。 少しくらい下描きしたら上手くいくとは思うんだけど、こればっかりは性格なのかな?ヘタでもいいから「描く」という行為のライブ性、その行為自体を楽しみたいンだよね?うまい絵が描きたいんじゃないの!うぉ~、これ行ける?行くの?これでいいの?あ違う!?とか、自分の中であーでもないこーでもないが楽しくて(笑) 最初は枠も描いて、この街灯のポストが入れば全部入るだろう、なんて描き始めたけど、少ししたら狛犬が入らないんじゃね?ってなってやめた。 I unexpectedly found myself with some free time during work. I happened to pass by a shrine, and when I went in, it had quite a picturesque atmosphere, so I thought, why not sketch it? Unusually for me, I started drawing. As always, I'm diving in without a plan. I think it would go better if I did a bit of preliminary sketching, but maybe it's just my nature? I don't care if it's not perfect; I want to enjoy the act of "drawing" live. It's not about creating a perfect picture! It's about the fun of going, "Whoa, can this work? Is this okay? Oh, no, that's not it!" and having that back-and-forth with myself. At firs

Drink & Drawで一枚だけ!?

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スケッチ会のあとにみんなで打ち上げのごとくパーッと飲んだり食べたりするアレ、楽しいですよね?あのノリでお酒を飲みながら絵を描こうというのがドリンク&ドローなわけですが、考えた人天才かな?と思いますよね。(笑) 昨年末に展示をさせてもらったクラフトビールのお店、Pintology さんで今回もドリンク&ドローを開催させてもらいました。アットホームなオーナー、ユキさんとカイルさんのお陰で、ホントに自分ちで遊んでる気分。 開催数日前にアナウンスしたにも関わらず、初めての方も含め、なかなか盛り沢山な楽しい会となりました。いつもガーっと描いてそれなりの枚数描いてるつもりが、今回はなぜか一枚しか描いてなかったんですよね?ちょっと自分でもびっくりしてます。記憶はもちろんあるんですが(笑)描かずなにやってたの?と思うほど楽しんでしまったのか?飲んで喋ってただけか?😂🍻 というか、今回はいつもと違うスケッチ、違うタッチで描いてみよう!?とか考えていたはずなのに、、、そんなの全くできなかった(笑)それが一番悔しい。何なんだろ? ということで、参加者全員分はないのですが、いつものメンバーのスケッチも紹介させてください。 The post sketch outing meal where we all drink and eat together like a party is so much fun, isn’t it? Sometimes it's more fun than sketching itself lol.  The idea of Drink and Draw is what that is all about. I must say, the person who came up with this is a genius (laughs) We held another Drink & Draw event at Pintology, the craft beer place where I had an exhibition last year. Thanks to the welcoming owners, Yuki-san and Kyle-san, it felt like hanging out at a friend’s ho

デモでもらった質問シリーズ③その他編

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今回は当日もらったその他の質問に答えていこうと思います。 手前から描くか? 僕の場合、事前に構図を練る事をあまりしません。構図を練ったところでそのとおりに描けたためしがないからなんですが(笑)そういうことを考えるよりも、この景色であれば自分は何をしたら一番楽しく描けるか、を中心に考えてます。 コレなんかは増上寺のシャチホコ?みたいな部分から描き始めた気がします。そこから屋根→東京タワー→後ろのビル etc. 結局東京タワーは入らないわけですが、それでも描く行為としてはこれらの要素を描きたかったので、満足という感じ? だいたい何を描きたいかが決まったら、もうその描きたいをものを真っ先に描くようにしています。途中で何か起こったとしても---人物が動いてしまったり、描いてる景色が車などで遮られたりしたとしても---まず描きたいところだけでも描いた形跡が残れば許せるじゃないですか(笑) 描きたいところを後回しにして描いたのにもかかわらず、肝心な部分がスケッチブックに収まらない!ということもありましたし😭そういうことを経験してからは、完全に今の描きたいところから始めるスタイルです(笑) 遠近法は? なので遠近法なども全く考えず描いてます(笑)遠近法ももちろん知識として知っておくことは大事だとは思いますが、遠近法やパースをちゃんと描かなきゃ、と萎縮したり、描くことが難しくなるようだとしたら、それは違うと思うのです。 枠を描くのはなぜ? 当初、枠を描くのはダサいと思っていましたが、やってみたら上手くまとまることがあったのでたまに取り入れたりしてます。スケッチブックの四隅がすでに枠なんだから、わざわざ枠を描くの?とも思うんですが、個人的にはちょっとした儀式みたいな感じもしてます。これから景色を描くぞよ、という感じで、これから描こうとする自分の意識のスイッチを入れる感じ?また、枠を描くことで少しばかり構図を意識する手助けにもなっている気もします。今回はそんなに機能しませんでしたが(笑) 色の塗り方は? 色塗りもルールなどなく。塗りやすそうなところからふわ~っと塗っていく感じです。景色の場合、空から塗ることが多いです。線画にちょっとでも色を乗せると、その途端景色がワッと生きるというか、景色感?奥行き?みたいのが感じられるので、そういうのを手がかりにしているかも

デモでもらった質問シリーズ②インク編

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シリーズ化しますとか言っておきながらスッカリ放置シリーズになりそうな予感(汗)今までブログなんて秒で書けたのに…年を感じる…🤣 さて、もう1ヶ月も前の話で記憶が残っていませんが、5月の東京タワースケッチ会&デモンストレーションの時にもらった質問に答えるシリーズです。引き続きよろしくお願いします。 今回はインクについてです。 万年筆などに入れて使うインクの場合、オススメが2種類あります。一番のおすすめはプラチナカーボンインク。こちらは本当に唯一無二、くらいなんじゃないかな?黒くて滲まないインクとしてかなりの信頼度があります。海外メーカーでも人気な耐水インクはあるけど、入手のしやすさと値段を考えたら、まずはコレで問題ないはず。 左からカーボン、極黒(旧)、極黒(新) もう一つのオススメはセーラーの極黒インク。こちらも乾けば水にもにじまないはず。、、、なんだけど、紙の質によっては(紙の凸凹に入って?)乾くのが遅いのか?盛大に滲む!!ということを経験してから、僕の中では「使えない!」という烙印を押されていた代物です。それを勧めるのか?(笑) 濃さの違い、黒さの違いはわかるかな? インクの滑りも若干違います。 上からカーボンインク、極黒、水で薄めた極黒になります 乾きの速度は大きく違います 最近ではUSkTokyo/Japanのメンバーのケンドラさんも、 耐水だからと教えられ買ってみたのにこのインク滲むやん!?これどないやねん!?みたいなポスト をUSkJapanの方でしていた物です(笑)https://www.facebook.com/groups/uskjapan/permalink/1708696996298767/?mibextid=rS40aB7S9Ucbxw6v ただ、ここからが面白いのですが(上記FB投稿参照)、このケンドラさんの投稿があって、そこでコメントをしていた際、他のメンバーから寄せられたアドバイスで話がずいぶんと変わりました。 インスタでも B6Drawingman として有名なメンバーの方が、極黒インクを水で薄めて使ってみ!?とアドバイスをくれたのです。流れはFBのポストで確認していただくとして。要は水で薄めてもそこまで薄くならないと同時に、インクの乾きも早くなる、黒の濃さが際立たないので、この方が好みの人もいるんじゃない?と言う感

東京タワーを描いてみよう!の会。デモンストレーションで出た質問シリーズ①ペン編

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先日の東京タワースケッチ会&デモンストレーションに参加くださった皆様、ありがとうございました。ゴールデンウイークのど真ん中、蓋を開けてみたら30人ほどの参加者が集まる大きなイベントとなり、ひとまずホッとしています。 その際のレポートはFBで簡単に読んでもらうとして、 今回はデモンストレーションでもらった質問に答えながら、当日のスケッチについても説明できればと思います。 ではまず、こちらの質問から、、、 【ペンは何を使っていますか?】 今回のデモンストレーションで使ったのは、パイロットのパラレルペンです。元々はカリグラフィー用のペンとして販売されているもので、太さも1.5mm、2.4mm、3.8mm、6.0mmと4種類用意されています。(、、、と書いたところ調べたら、最近は3.0mmと4.5mmも新たに追加されているようです!)  Pilot Parallel pen 6.0mm 元々カリグラフィーの装飾文字を描く用のペンなので、満足に描けなくても責任は取れませんが、そこが楽しくて使っています。このペンはペン先の角を使うと細い線も描けて、通常通り使えばカリグラフィー用の太い線も出せる、という代物。 今回一緒にデモンストレーションをしてくれた細内さんのような、デリケートな線運びで緻密に描きたい人にはオススメしませんが、こういう変わり種のペンを使うと、思いも寄らない仕上がりになったりして結果かなり楽しいことになります。 デモの初っ端、何のペンで描こうかな〜?と思いましたが、やはりこのサイズだとパラレルペンの6.0mmくらいじゃないと、僕の絵としては華奢になっちゃうと思って、この太さです。 デモのあとの午後のスケッチ。こちらもパラレルペン 僕の使っている6.0mmの物は、片方の角を紙ヤスリで少し削って1.0mm くらいの線が描けるように改造しました。なので、このペンで一番細い角を使えば0.3~0.5mmくらいの線、もう一つの角で1.0mmくらい、一番太い面を使えば5.0~6.0mmくらいの線が描けるようになっていて、とても便利。一番好きな相棒となっています。 ご覧の通り角が削られています もうひとつのお気に入りはセーラーのふでdeまんねんという万年筆です。これはペン先が故意に曲げられていて、書く角度によっ

Sketch the Steel Phallus: Kanamara Matsuri Sketch Meetup!

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Join us for a unique sketching adventure in the heart of the Kanamara Matsuri!  Meeting Time: 12:00 noon at Kawasaki-Daishi Station (be sure to arrive early to find our group!) Throw down Time: 4:00 PM at the station. Feel free to leave earlier or stay a bit later to explore further.  Prepare for a vibrant street party atmosphere! The crowds will be energetic, and you'll encounter an explosion of colours, costumes, and, of course, the iconic phallus. We'll be surrounded by unique visuals, from the parade floats to the lively festival stalls. There will be plenty to capture! ***The festival will be extremely crowded so please dress comfortably for walking and bring light-weight sketch materials. かなまら祭りのど真ん中でユニークなスケッチアドベンチャーに参加しませんか! 集合時間: 正午12:00 川崎大師駅 (グループを見つけるために早めに到着してください!) Throw down 時間: 午後4:00 駅にて。 自由に早く抜けたり、遅くまで探索したりできます。 活気のあるストリートパーティーの雰囲気を満喫してください! 人々はエネルギッシュで、色や衣装の爆発に遭遇するでしょう。 パレードフロートから活気のあるお祭り屋台まで、ユニークなビジュアルに囲まれます。 描くものはたくさんあります! ***祭りりはとても混雑するので、歩きやすい服装で来て、軽量のスケッチ

Sketchbook Exhibition in Yokohama: A Glimpse into 27 Artists' Visual Diaries

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横浜スケッチブック展:27人のアーティストによるビジュアル・ダイアリーの世界へ 創造性と隠された物語の世界を明らかにする「ヨコハマスケッチブック展覧会: 27人のアーティストのビジュアルダイアリーを垣間見る」は、2024年3月25日、横浜の歴史的保護建造物である「ブラフ18番館」で開幕します。 「スケッチ楽描きの会」と「Urban Sketchers Tokyo」が主催するこのユニークな展覧会は、27人の才能あるアーティストの創造的な精神と芸術的旅路への魅惑的な窓を提供します。 展示会は、観察、考察、そして私たちを取り巻く世界の芸術的な解釈で満たされた個人日記としての役割を果たす、多様なスケッチブックのコレクションを展示します。活気溢れる街並みから静かな風景、親密なポートレートから抽象的な表現に至るまで、作品は各アーティストのユニークな視点とスタイルを垣間見せてくれます。 「ヨコハマスケッチブック展覧会」は単なる展覧会ではなく、下記を目指しています。 あらゆる年齢とスキルのレベルの人々がペンや鉛筆を手に取り、創造性を探索することを奨励し、スケッチングを貴重で身近な芸術形式として広めること。 スケッチとビジュアルストーリーテリングへの共通の情熱を祝うことで、コミュニティとつながりの感覚を育むこと。 スケッチが提供する多様な芸術的可能性を提示することで、新進気鋭のアーティストを刺激し、やる気を起こさせること。 来場者は以下を期待できます。 さまざまな画材や技法を使用した100冊以上のオリジナルスケッチブックが展示されます。 全年齢向けのインタラクティブなアクティビティにより、スケッチングへの実践的な参加と探求を促します。 他の美術愛好家と交流し、スケッチングの楽しさを発見できる活気溢れ、歓迎される雰囲気。 アーティストトークとデモンストレーションを行い、創造プロセスと芸術的インスピレーションへの洞察を提供します。 「私たちは偶然の出会いを通じてスケッチをする仲間が集まり、お互いの絵を描く情熱で繋がりました。 この展覧会は、時間をかけて丹念に描いたスケッチブックを、テーブルの上にカジュアルに並べて展示する機会です。 ぜひスケッチブックを手にとって、直接その魅力を体験してください。」 展覧会概要 開催期間: 2024年3月25日(月)〜28日(木) 時間:

Urban Sketchers Tokyo の新しいロゴの投票に参加してください!

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Urban Sketchers Tokyo の新しいロゴの公開投票に皆様をご招待します!ロゴデザインを提出してくださったすべての方々に、素晴らしい才能と創造性を披露していただいたことを心から感謝いたします。 私たちは、Urban Sketchers Tokyo の精神を表現した5つの優れたデザインを選出しました。各ロゴのキャプションをご覧いただき、デザインの背景にあるインスピレーションをご理解ください。 投票するには、以下の指定されたGoogleフォームをご利用ください: https://forms.gle/8DbpEH3EqTzygWbM8 投票資格は urban sketchers に限定されます。投票リンクの外部への共有はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。 この投稿への「いいね」や絵文字のリアクションは投票としてカウントされません。1人につき1回の投票が可能です。投票期間は2024年2月17日の24時までとなっております。 Urban Sketchers Tokyo の未来を共に形作るために、積極的なご参加に感謝いたします。皆様の声をお聞かせください! よろしくお願いいたします。 Vote for your favorite Urban Sketchers Tokyo logo! We invite you to participate in the public voting for the new logo of Urban Sketchers Tokyo! We sincerely thank all those who submitted their logo designs, showcasing their incredible talent and creativity. We have shortlisted five outstanding designs that capture the spirit of Urban Sketchers Tokyo. Please review each logo's caption to understand the inspiration behind the design. To cast your vote, please use the designated Google For