インスタ繋がり


『インスタ映え』とか言う言葉ができるほど市民権を得たインスタグラム。

かくいう僕も、もう既に何人かの「インスタ繋がり」の人達と実際に会ってスケッチをしたりしている。これって、少し前じゃ考えられなかった事じゃないかな?しかも繋がる相手が国内のみならず、世界中の人対象というのも、この時代特有の事じゃない?

2014年だったか、ニュースかなんかでNYであった音楽パレードの動画が流れて、その盛り上がりにちょっと感動していたら、インスタでその現場のスケッチをアップしている人がいた。思わず声をかけた彼とフォロワー同士になった。

2015年が明けてすぐ、仕事でNYへ行く事になったのでその彼に連絡すると、現地のスケッチ仲間も呼んで、一緒にファストフードのTaco Bellでスケッチ会をしてくれた。それがアーバンスケッチャーズ発足当時からのメンバーのJason Dasさんだった。

物腰柔らかいJasonさん。日本から持って行った筆ペンや、白い線の引けるペンをお土産に渡したら大いに喜んでくれて、タコベルのブリトーを奢らせてくれ!とゴチソウになった思い出(笑)








いま見ても記憶がよみがえる!!楽しかったNY!でも大雪で一時はどうなるかと思ったんだよね。

そしてNYから帰国後、また別の人の絵が目に留まる。スゴく好みの絵を描いていたのでコメントを送ったら、返事が来てNY在住のイラストレーターとの事!つい最近NYに行ったのに会えなかった事を悔やんでいたら、いつか一緒に描きましょう!という返事。嬉しいけど、そんなの挨拶程度にしか考えてなかったら、、、月日はながれ、2017年の10月。。。

「いま東京にいるの!会いましょうよ!?」

と突然なんの前触れもなくメッセージをくれたのがJuliaさん。彼女は食にとても興味があるらしく、「地元の人達が食べに行くような場所に連れて行ってよ!」と、東京の知識の乏しい僕にかなりの難題。。。 自分の勉強不足をこういう時に痛感しましたね。


結局彼女の行きたい場所リストを頼りに、美味しいお店に同行してスケッチしたり。  

バーに行ってマッタリするのかと思ったら、スケッチし出すのでビックリしてこっちもスケッチ!!

こうしてスケッチを見返すだけでも当時の思い出が蘇りすぎますね(笑)

そして、先日は上のJuliaさんの友だちとして知り合ったEleanorさんがメッセージをくれて、この度一緒にスケッチをさせてもらったのです!!彼女の絵も最高に好きなので、本当にテンションがあがりました。

浅草のアサヒビールの上に展望台あるの!東京人のくせに知らなかった!!外国人観光客に教えてもらっている情けない自分!! 



Eleanorさんはその後日本の別の地域を回るので、一緒にスケッチできたのは1日だけでした。もっと彼女のテクニックを観察すれば良かったものを、、、相手がスケッチしていると自分も!となっちゃうスケッチャーの宿命?

ただ、こういう機会を得て思う事は、一つ一つの機会の後に、自分のスケッチに対する態度というか、スタイルって言うのかな?がグッと深くなるというか、良い方向へ行くのが実感できる事。それがこの時代、SNSを通して知り合ったーーそれまでは全く知らなかった人達ーーと可能になっている事に、僕はちょっとした感動と可能性を感じています。

Jasonさんとは仲間同士でワイワイ(飲み)ではなく「スケッチ」を通してやる楽しさ。Juliaさんには、どこへ行っても躊躇無くスケッチを始める、そしてちゃんとそのシーンを絵として収めるスタイルを、Eleanorさんには空間をどう切り取り、そしてその景色をどう(演出し)アウトプットするか、みたいな事を教えてもらった気でいます。

できればこういう事をもっと多くの人と盛り上げて行きたいし、この楽しさを体験して欲しい。言葉の心配なんて実際には無くて、僕らにはスケッチという共通言語がある!!ホントに、スケッチという共通項があるだけで、どれほどお互いの距離が近くなることか!

興味あるけど…とモジモジしてるあなたも、すでに楽しんでいるみんなも、もしスケッチつながりで僕にできる事があったら、お気軽にコメントくださいね。









Comments

  1. どの3名ともスケッチできた興奮や楽しかった気分がスケッチからにじみ出ているよう!

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  2. ありがとうございます!やっぱりその時のテンション、気分は出ちゃいますね(笑)

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