12月18日(土曜日)に天草の﨑津にてWorkshopします。

お知らせが近々となってしまいましたが、コロナの感染の状況もだいぶ落ち着きつつある今、Wink, Squint and Appreciateと題して ベーシックなアーバンスケッチのやり方をご紹介するワークショップを熊本は天草の﨑津集落にて行う運びとなりました。 (こちらはUrban Sketchersでの英語の記事です)長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産の一つである、崎津集落を一緒にスケッチしませんか。

概略:
このワークショップはベーシックコースです。スケッチブックにどう構図を納めるかをサムネイル描きをしながら学び、見たものをプロポーションよく描けるように比率を計測する方法を身につけます。水彩で着彩しながら現場の雰囲気、空気感を表現するため、現場の実際の色に引きずられずに、むしろ陰影を意識する描き方を練習します。 さらに、出来上がったスケッチには日付、サイン、ちょっとしたストーリーや情報を書き入れ、単なる風景画じゃない、ブログやソーシャルネットワーク上でシェアするときにより見る側にとっても、またもちろん本人が後になって見るときにも楽しめるスケッチジャーナルな作品にしてみましょう!

参加申し込みはこちらのフォームから。

ワークショップの流れ:
前半の1時間30分は比率の計測の仕方と、サムネイルの描き方を練習します。

正確なプロポーションを描くには比率の計測の仕方を身につけることが大事。鉛筆の柄を使って、見たものの相対的比率の測り方を学びます。 その時にキーとなるのが片目を閉じて計測すること、です。

描き始めに対象物を(一見複雑に見えるものでも)シンプルに捉えましょう。サムネイル(小さめに当たりをとって、それにシミュレーション描きすること)を何パターンか描くことで前もってどう描き進めるかの練習ができ、途中での迷いがなく、効率よく描けるようになります。

サムネイルとして描いた線画に水彩で着彩します。その時には実際にそこにある色を再現しようとはしないで、全体の景色をどのエリアがより暗いのか、または明るいのか、明暗の相対的な対比を見極めることに集中して、(むしろモノクロな世界のトーンを表現するかのように使う色はこだわらずに)濃淡・陰影に意識して着彩します。その時にキーとなるのが目を細めて見つめることです。

後半の1時間30分では、一枚のスケッチ画を完成させます。

下描きには色鉛筆を使って:
相対的比率に意識しながら描きます。ちょっと間違えた線を描いても消しゴムは使わないで。 後々水彩で色を重ねていくうちに色鉛筆の線は邪魔にならなくなります。

着彩の手順とヒント:
●最初に大きい面積(空や水面、大地)や、背景から色を乗せ、段々と中景、近景のものを描き入れます。
●ある場所とそのすぐ隣にあるものと、どちらが暗いのか明るいのか、時折自問自答してみましょう。
●近景にある主題となるものにはより強めの暗みと明るいパートがあるものです。そこを強調するとより絵に深みが加わります。

最後の仕上げ:
細かいディテールはペンなどで描き入れます。 最後に日付、サイン、感じたこと、学んだこと、後で調べてみて解ったことなど、書き込んで見る人にシェアしましょう。

ラーニングゴール:
●相対的な比率を図ることでより正しいプロポーションを描くスキルを身につけること。また、スムーズな明暗の変化を表現できるようになること。
●単なる一枚の絵を描くことから、さらにアーバンスケッチとしての絵作り(テキストを加えよりスケッチジャーナルとしてシェアする)ファイナルタッチの楽しみを覚えること。

開催日: 2021年12月18日(土曜日)

ワークショップのスケジュール:
1、午前の会(午前9時から正午まで)
2、午後の会(午後13時30分から16時30分まで)

開催地:
天草市 﨑津集落

持ち物:
水彩道具、ウォーターブラシ、あるいは通常の水彩用の筆(あれば大中小、平、丸)色鉛筆、ボールペン、ペン、スツール、水彩用スケッチブック、筆を拭く布、筆洗いなど。

参加人数:
最多40名、最小10名

参加費: 3000円を現金で当日お支払いいただきます。

注意事項:
当日参加の際はマスク着用をお願いいたします。またご自身の体調を見極めた上ご参加ください。参加お申し込みをされた方には事前にWaiverへのご記入を追ってお願いいたします。

参加申し込みはこちらのフォームから

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