東京タワーを描いてみよう!の会。デモンストレーションで出た質問シリーズ①ペン編



先日の東京タワースケッチ会&デモンストレーションに参加くださった皆様、ありがとうございました。ゴールデンウイークのど真ん中、蓋を開けてみたら30人ほどの参加者が集まる大きなイベントとなり、ひとまずホッとしています。その際のレポートはFBで簡単に読んでもらうとして、今回はデモンストレーションでもらった質問に答えながら、当日のスケッチについても説明できればと思います。

ではまず、こちらの質問から、、、

【ペンは何を使っていますか?】

今回のデモンストレーションで使ったのは、パイロットのパラレルペンです。元々はカリグラフィー用のペンとして販売されているもので、太さも1.5mm、2.4mm、3.8mm、6.0mmと4種類用意されています。(、、、と書いたところ調べたら、最近は3.0mmと4.5mmも新たに追加されているようです!)

 Pilot Parallel pen 6.0mm


元々カリグラフィーの装飾文字を描く用のペンなので、満足に描けなくても責任は取れませんが、そこが楽しくて使っています。このペンはペン先の角を使うと細い線も描けて、通常通り使えばカリグラフィー用の太い線も出せる、という代物。

今回一緒にデモンストレーションをしてくれた細内さんのような、デリケートな線運びで緻密に描きたい人にはオススメしませんが、こういう変わり種のペンを使うと、思いも寄らない仕上がりになったりして結果かなり楽しいことになります。
デモの初っ端、何のペンで描こうかな〜?と思いましたが、やはりこのサイズだとパラレルペンの6.0mmくらいじゃないと、僕の絵としては華奢になっちゃうと思って、この太さです。

デモのあとの午後のスケッチ。こちらもパラレルペン

僕の使っている6.0mmの物は、片方の角を紙ヤスリで少し削って1.0mm くらいの線が描けるように改造しました。なので、このペンで一番細い角を使えば0.3~0.5mmくらいの線、もう一つの角で1.0mmくらい、一番太い面を使えば5.0~6.0mmくらいの線が描けるようになっていて、とても便利。一番好きな相棒となっています。

ご覧の通り角が削られています


もうひとつのお気に入りはセーラーのふでdeまんねんという万年筆です。これはペン先が故意に曲げられていて、書く角度によって線を細くも太くもでき、筆のような線も書ける、というペンです。こちらはデモンストレーションのあとに、周りにいた人たちをスケッチした時に使いました。人物などサッと描きたい時にパラレルペンより小回りも効いて、お気に入りになっています。

セーラー、ふでdeまんねん。ペン先が曲がってます。

自分のデモが終わったあと、細内さんとその周りの人たちをふでde まんねんで描きました

両方とも線の太さである程度コントラストも出せたりするので、うまく着地すればなかなか見ごたえのある絵が完成すると思います。

今回は手短にペンについて書きました。次はインクについての質問など続きます。


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