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Story Sharing with Yourself / 自分と語らう時間を持つこと

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危機です。この数か月スケッチ欲が減退しています。たまに描いてはいるのですが、何かが違う。なんだか気分が上がらない。理由はいくつか思いつきます。年明けから年度末にかけてやけに忙しかったこと、生活のちょっとした変化、そしてコロナ……。コロナ禍によりUSk Japanが都内でのスケッチ会を中止してから早1年以上。実際に会ってコミュニケーションできないかわりに現在はオンラインで交流しており、それもとても意義深いのですが、やっぱり何か足りない感覚はあります。まあ、たんにコロナがもたらした生活の制限や社会的状況により憂鬱になっているだけかもしれません。 I’m in crisis. Well, this sounds too dramatic. But I’ve been uninspired to sketch for a couple of months. How did this start? I think of a few reasons… being busy with work, a few changes in life, and COVID-19. It’s more than a year since USk Japan had the last official physical meetup in Tokyo. Instead, we can communicate through the Internet and it’s encouraging. Though, I feel something is missing, something is wrong. I don’t know exactly where this feeling comes from. More or less, everyone is having a hard time under this pandemic. Maybe my gloomy mood is just part of it. しかし、この落ち込み気味な数か月に気がついたことがありました。それは、これまで自分が「世界中とシェアすること」をあまりに重視していたということ。そもそも、自分の周りで起きていることを記録し、そのストーリーを語ることは、Urban Sketchersの大切なミッションです。わたしはそ...

大原写生会のお知らせ

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一昨年参加して、 自分の中で大いなる発見のあった大原写生会 。昨年はコロナの影響によりネット開催となりましたが、それでもかなり盛り上がり、僕もアーバンスケッチャーのハシクレとして、微力ながらスケッチ・デモンストレーションのお手伝いなどさせてもらいました。   そんな 大原写生会 (今年もネット上での会となります)が、来る5月29日(土)と30日(日)の二日間行われます!今年は、来年の現地開催も見据えて、大原漁港のある千葉県いすみ市の市長さんともコンタクトを取り、なんと「いすみ市後援」イベントとして開催される運びとなったようです!  今年もネット上でのスケッチ会なので、厳密にはアーバンスケッチとは呼べませんが、本来は現地でやっているはずのイベントでもあり、またこの機会にまだ参加されたことのない方にも、来年以降現地で参加してもらえるのでは!?という期待と、このイベントに親しんでもらえればとの願いも込めて、ご紹介させていただきます。  詳細は大原写生会のホームページ にありますが、アーバンスケッチ枠としては、30日の15時から、現地のローカル線いすみ鉄道さんの協力の下、僕の拙いスケッチでいすみ鉄道の走る大原の景色のスケッチ・デモンストレーションをしてみようと思います。  お時間のある方はぜひ参加してみてください。

Life in the park : Fixed point observation

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I sketched this particular location in different times. The first one was drawn in the most relaxed state when I look back.( It was in 2007 in Sagamihara Park in kanagawa.) The second one was unfinished because when I was drawing this, the biggest earthquake hit Japan, so I stopped drawing it and went back home quickly.( 2011 March 11th) If you are interested in my post in Urban Sketchers international blog at that time, click here . The third one is in ten years, at the era of Covid 19. A newly playground equipment was erected.

USkj Interview Special Edition, Let’s ask Felix Scheinberger what he thinks. USkjインタビュー特別編、フェリックス・シャインバーガーに聞いてみよう

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USkj Interview Special Edition, Let’s ask Felix Scheinberger what he thinks. USkjインタビュー特別編、フェリックス・シャインバーガーに聞いてみよう なんと!!!まさか自分があの憧れのフェリックス・シャインバーガー氏にインタビューできるとは夢にも思っていなかったのです。アーバンスケッチャー界の金字塔、高嶺の花、聳え立つ巨人の1人・・・その人にインタビュー?自分が聞きたいことを聞いていいの?私が?本当に!? Oh my goodness! I have never dreamed that I would one day be able to interview Felix Shceinberger, the magnificent illustrator way up there in the unattainable heights...interview him? Me? Asking what I want to know? Really?! これが私の正直な気持ちです。インタビューの質問を送って、返事もいただいた段階になった今でもまだちょっと信じられません。 This is my honest feeling. Even after I sent him the questions and I actually received the answers, I am still in a state of mild disbelief. そして、彼の絵と同様に、彼の言葉もちょっとミステリアスで素敵なんです。多分その意味をこれからずっと反芻していけるような、スルメみたいに噛みごたえのある答えなんです。 And just like his drawings, his words are also mysterious and wonderful. They are answers that probably we can, (at least I can!) cherish for a long time, something you can chew on for quite a while like dried calamari (which is a quite common d...

小正月のお飾り・繭団子 / My small discoveries in traditional events

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天気が良く暖かだったので、不要不急のお出かけではないけれど、密にならない場所でちょこっと今の様子を描きに、近場の郷土民家園を訪ねました。 民家の中に小正月のお飾り、繭団子が飾られていたのでその様子を描くことにしました。以前この民家園のある公園内では、焚き火(どんど焼)で繭団子を炙って食べることができるイベントがあったものです。公園のHPをみて知ったのは、この地域が昔から養蚕が盛んで、豊作祈念の意味で繭団子と呼ばれるようになった(作られた)のだとか。私はこの場所で初めてこのお飾りを知りました。 It was fine sunny day, so I went to a park where you can see well preserved old houses there. I chose the location because this is out door place, not crowded, and I senced something traditional things must be happening there. Inside the house, an adornnent called ‘Mayu-dango’ ( literally means cocoon-dumpling, and actually this is made of pink/white rice cake dumplings, and kumquats )was placed. So I started to capture this end of New Year celebration seasonal event in my sketch book. I later knew the fact that sericulture was commonly practiced in this region and they prayed for large harvest by offering this dumplings. Actually this tradition is a new thing for me since I saw this event at this particular location not so long time ...

Meet your USkJ friends: interview with Ryoji Nakayama

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今回インタビューしたのは、面白い経歴をお持ちのRyoji Nakayamaさんです。 This time I interviewed Ryoji Nakayama who has quite a unique career. 上:ネパールでスケッチ Sketching in Nepal Q1,スケッチを始めたのはいつ?USk/USkJとの出会いは? 7年位前ですかね。25歳の時に毎日何かをスケッチしようと思ってはじめました。元々、私は商社勤務で、その時の会社が東京の虎ノ門にあったのですが、虎ノ門はビルばかりで緑が少ないということから、これは良くないなと思って、緑地とか庭園を作る仕事に興味を持ったんです。その後働きながら、ランドスケープデザインというのを学び始めたのですが、そこの先生が毎日何でもいいからスケッチしなさい、ということがきっかけでした。中学の時とかは絵が好きで、漫画家になりたいと思って、ギャグ漫画とか描いてましたから、良いきっかけで絵の楽しさを思い出せたな~と感じます。ギャグ漫画家はネタが浮かばなくて諦めたのですが… それから商社を辞めて、ニュージーランドのクライストチャーチというところに引っ越してランドスケープの仕事をするんですが、その時地元のスケッチグループに所属していたんです。そこでは月2回(確か)土曜日にみんなで集まって、街とか、建物とかを自由に描くみたいな活動をしていました。そこのメンバーがUSkのニュージーランド版に所属していて、そこでUSkのことを知りました。ただ自分の住んでいた都市では特に活動はしていなかったようなので、そのときは特に関わりはありませんでした。 その後日本に戻り、みんなでスケッチする感覚が懐かしくて検索してみたらUSkJ を発見し、今に至る…という感じです。 話は違いますが、今虎ノ門に緑を作るプロジェクトにも関わっていて、考えたことは意外と実現できるものだなあと感じています。 When did you start sketching? And how do you get involved in the USk/USkJ community? I guess it was around 7years ag...

My Urban Sketch in 2020 今年新しく気づいたこと!

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    今年の月例会は2月の上野が最後でした。まだこの頃はマスクもせず、図らずも「密」になった猿が面白くて描きました。アーバンスケッチと言えるかあ?と思いつつ、久しぶりに動く動物をしっかり見て描く楽しさを思い出し、これが今年の愛犬のスケッチに繋がりました。 I drew monkeys in the Ueno Zoo in February, and this became the last official meetup this year. And this experience made me recall the fun of drawing animals!   今年はじめたこと その1:犬を描く I've come to draw my dog. ちょうどこの頃に、巨匠David Hockneyが愛犬をたくさんスケッチしていたことを知り、彼の素描と言葉に感銘を受けていたんです。 “ Once my hand has drawn something my eye has observed, I know it by heart, and I can draw it again without a model. ” 「しっかり見て描いたものは心に刻まれて、見なくても描けるようになる 」 犬は描くのが苦手でしたが、家でいつでも描ける!とにかくこの複雑な形を追うことが素直に面白くなりました。まわりの状況も描いた(アーバンスケッチ的な)ものは少ないのですが。  I just tried hard to "make marks" without thinking "how it should look as a dog".   今年気づいたこと その2:あえて時間がない時に描く I tried to draw more when I have very little time. 電車スケッチは以前から好きでしたが、今年は電車に乗る機会が数回しかなく・・乗る時は緊急の用事でしたが、必ず何か描きました。マスク姿ばかり。On the train: 犬の散歩の時も。水彩で色塗りは難しいので、あらかじめ塗っておいてみたり。これはUSk TalksのChallengeにも影響されました。公園のヤギを描いたけど、逃げられた。...