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【ジャーナリングのススメ】夏の思ひで

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みなさんお久しぶりです。 夏、いかがお過ごしですか? 暑かったり雨が続いたり、天気に翻弄されっぱなしな感じですが、楽しくやっていると願っております。 そういう僕は、最近はSNS疲れとでも言うのでしょうか?以前から感じていた掴みどころのない違和感/ストレスを強く感じるようになり、Instagramなどへの投稿を少しやめてみることにしました。 でも相変わらずスケッチ・ジャーナリングは続けていて、この度、自作ノートで始めたジャーナリングが一周年を迎えました!この一年の間に書き終わった自作ノート15冊!ほぼ月刊誌のようなペースで一冊出来上がります。それをファイルしたものをペラペラめくると、ホントに色々見えてきます。その時の自分の精神状態や楽しかったこと、落ち込む出来事、心配事やムカついていたことなどなど。 つい先日描いたようなスケッチが数ヶ月も前のものだったり、描いたことさえ忘れてるものを発見したり。何気ない一瞬をザーーーっと描き残すだけでも、後々大きな意味を持つのだということに気付かされます。 今までのスケッチブックであれば、ちゃんとスケッチとして成立するような絵を描こうとか、落書きみたいなものは勿体なくて描けませんでしたが、自作ノートだと逆にそういうつまらない、その時点では取るに足らない情報のほうが月日とともに熟成されるようです。 そんなわけで、今回は僕のここまでのサマー・スケッチ集です(笑) そう言えば 前回書いた「無敵のコピー用紙…」 と同じ物を再度見つけ出しましたが、前回購入から十数年、商品も品質改良という名の改悪がなされたのか、やや薄くなり、裏抜けも出やすくなっていました…。残念極まりない…。これについてはまた機会と気分が乗ったら書くとします(笑) 今回のスケッチは全て新しい「無敵のコピー用紙」に描かれたものですが、ご覧の通り、頑張りは認められるものの、今までのクオリティーを経験してしまった身としては、とても微妙な気持ちになりますね(笑) さてさて、そんなわけでまた次回お会いしましょう。

【ジャーナリングのススメ】無敵のコピー用紙を探す旅

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さて、スケッチ・ジャーナリングのススメのつづきです。 前回コピー用紙を用いて自作ノート作りをオススメ しましたが、そもそもコピー用紙にスケッチしようなんて思いませんよね?さすがに落書きならともかく、ある程度ちゃんと描きたいのに、わざわざ質の悪い紙を使う意味かわからない。 まさにその通り。僕もそっち派でしたし、正直いまもそう思ってます。ただ、らくがきのように何の気負いもなく描いたものに、すごく素の自分が入ってたり、意識して描くと出てこない軽さが見て取れるのも確かなんですよね。 そもそも僕がコピー用紙を束ねたのも、たまたま紙がゴッソリ見つかったからというだけで、まさかその後継続的に使い続けることになるとは思ってもいませんでした。 Paperのスペル間違えてますけど(笑) 「余ってた紙でノート作ってみた…」って最初のページに書いてみたのが始まり。気楽に描けて楽しい。。。 そして、なんの躊躇もなくいつも通りの道具で絵を描いたりしてみたところ、予想に反して裏写りしなかったのです!! 「こっ…これは、、、 もしかしたら普段のスケッチブックより気楽で楽しいかも!?ちゃんと描かなくちゃ、っていう気持ちにならず描けるぞ!?ま、まさかオレは、、、開けてはいけない扉を開けてしまったか!?」 と、言うわけで、まずその紙がどれくらい裏抜けしないかをご覧いただきましょう。 今回使ったペンは、僕が通常使っているモノを中心に、確実に裏抜けするやろ?というメンツを揃えています(笑) インクが入れられるペンはほぼ全部プラチナカーボンインク(耐水インク)が入っています。違いはペン先とインクの出る量くらいでしょうか? これらのツールで一通り線を引きます。 各試し書きの左にある数字と青い枠はポスカ。 太いカリグラフィーの線に続いてちょんちょんちょんと線が打ってあるのは、順に3秒、2秒1秒程度ペン先を紙につけたままにしてどれくらい抜けるか?を見たものです。 8番は水彩絵の具を水筆につけて、 一番上が左→右へのワンストローク、 二番目が左→右←左のツーストローク、 三番目はスリーストロークです。 結果はこちらです。 いかがでしょう? でしょ? 驚くでしょ? ...

【ジャーナリングのススメ】スケッチジャーナリング普及委員会(笑)

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こんにちは、スケッチジャーナリング普及委員会、委員長の僕です(笑) 先日のZoom上の集まりでも紹介しましたスケッチジャーナリングですが、参加された方はその後続いてますか?楽しくやれてますか? 参加されなかった方に簡単に説明すると、要はスケッチによる「絵日記」です。(説明雑すぎ?笑)  先日のワークショップでは、A4の紙を折って切り込みを入れて小さな冊子にして… 見慣れたものを描いて、ちょっとした文章を添えたり… 引き出しの奥から引っ張り出してきたような、描き慣れないものを描いたりしました。 コチラは過去のスケッチブックからいくつか。大したスケッチではないのです。なんとなく描く、描いた事さえ覚えてないくらいで良いのです(逆にそのほうが後々面白さが増ので)。 すでにお持ちのスケッチブックでするのが一番手っ取り早くて良いですが、もっと気軽にするために、 安く手に入るコピー用紙などでノートを自作するのもオススメです。 (←こちらの記事の後半で自作ノートについて書いてます) コピー紙自作ノートのメリットは、安いので気楽に描ける、好きなように作れる(サイズや枚数、カスタマイズ)、愛着が湧きもっと描きたくなる…等、かなり多いです。 スケッチブックのようにある程度形が決まっていて、高価に売られているものに翻弄されつつ描くより、手作りの簡単なものに落書きっぽいアプローチで挑む方が、まだスケッチを始めたばかりの人にも抵抗が少ないのでは、と思っています。 ただ、コピー用紙なので流石に紙質が心もとない。描いたものが裏抜けしてしまう、というのが唯一のデメリットでしょうか? ちなみに上のリンク記事に書いた僕の自作ノートですが、これが予想に反して優れもので、使ってみたらなかなか裏抜けしないコピー用紙だったのです。ただ問題は、そもそもなんの気無しに買っておいた紙だったので、どこのメーカーのなんだったのかが今となっては思い出せないという点ですね。 家に残っているこのコピー用紙もいつかは無くなってしまいますので、新たなコピー用紙を探す旅に出かけなくてはなりません(笑)その手始めに手元にあったいくつかのコピー用紙を試したりしました。その結果を次回報告します。 つづく…

Story Sharing with Yourself / 自分と語らう時間を持つこと

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危機です。この数か月スケッチ欲が減退しています。たまに描いてはいるのですが、何かが違う。なんだか気分が上がらない。理由はいくつか思いつきます。年明けから年度末にかけてやけに忙しかったこと、生活のちょっとした変化、そしてコロナ……。コロナ禍によりUSk Japanが都内でのスケッチ会を中止してから早1年以上。実際に会ってコミュニケーションできないかわりに現在はオンラインで交流しており、それもとても意義深いのですが、やっぱり何か足りない感覚はあります。まあ、たんにコロナがもたらした生活の制限や社会的状況により憂鬱になっているだけかもしれません。 I’m in crisis. Well, this sounds too dramatic. But I’ve been uninspired to sketch for a couple of months. How did this start? I think of a few reasons… being busy with work, a few changes in life, and COVID-19. It’s more than a year since USk Japan had the last official physical meetup in Tokyo. Instead, we can communicate through the Internet and it’s encouraging. Though, I feel something is missing, something is wrong. I don’t know exactly where this feeling comes from. More or less, everyone is having a hard time under this pandemic. Maybe my gloomy mood is just part of it. しかし、この落ち込み気味な数か月に気がついたことがありました。それは、これまで自分が「世界中とシェアすること」をあまりに重視していたということ。そもそも、自分の周りで起きていることを記録し、そのストーリーを語ることは、Urban Sketchersの大切なミッションです。わたしはそ...

大原写生会のお知らせ

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一昨年参加して、 自分の中で大いなる発見のあった大原写生会 。昨年はコロナの影響によりネット開催となりましたが、それでもかなり盛り上がり、僕もアーバンスケッチャーのハシクレとして、微力ながらスケッチ・デモンストレーションのお手伝いなどさせてもらいました。   そんな 大原写生会 (今年もネット上での会となります)が、来る5月29日(土)と30日(日)の二日間行われます!今年は、来年の現地開催も見据えて、大原漁港のある千葉県いすみ市の市長さんともコンタクトを取り、なんと「いすみ市後援」イベントとして開催される運びとなったようです!  今年もネット上でのスケッチ会なので、厳密にはアーバンスケッチとは呼べませんが、本来は現地でやっているはずのイベントでもあり、またこの機会にまだ参加されたことのない方にも、来年以降現地で参加してもらえるのでは!?という期待と、このイベントに親しんでもらえればとの願いも込めて、ご紹介させていただきます。  詳細は大原写生会のホームページ にありますが、アーバンスケッチ枠としては、30日の15時から、現地のローカル線いすみ鉄道さんの協力の下、僕の拙いスケッチでいすみ鉄道の走る大原の景色のスケッチ・デモンストレーションをしてみようと思います。  お時間のある方はぜひ参加してみてください。

Life in the park : Fixed point observation

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I sketched this particular location in different times. The first one was drawn in the most relaxed state when I look back.( It was in 2007 in Sagamihara Park in kanagawa.) The second one was unfinished because when I was drawing this, the biggest earthquake hit Japan, so I stopped drawing it and went back home quickly.( 2011 March 11th) If you are interested in my post in Urban Sketchers international blog at that time, click here . The third one is in ten years, at the era of Covid 19. A newly playground equipment was erected.

USkj Interview Special Edition, Let’s ask Felix Scheinberger what he thinks. USkjインタビュー特別編、フェリックス・シャインバーガーに聞いてみよう

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USkj Interview Special Edition, Let’s ask Felix Scheinberger what he thinks. USkjインタビュー特別編、フェリックス・シャインバーガーに聞いてみよう なんと!!!まさか自分があの憧れのフェリックス・シャインバーガー氏にインタビューできるとは夢にも思っていなかったのです。アーバンスケッチャー界の金字塔、高嶺の花、聳え立つ巨人の1人・・・その人にインタビュー?自分が聞きたいことを聞いていいの?私が?本当に!? Oh my goodness! I have never dreamed that I would one day be able to interview Felix Shceinberger, the magnificent illustrator way up there in the unattainable heights...interview him? Me? Asking what I want to know? Really?! これが私の正直な気持ちです。インタビューの質問を送って、返事もいただいた段階になった今でもまだちょっと信じられません。 This is my honest feeling. Even after I sent him the questions and I actually received the answers, I am still in a state of mild disbelief. そして、彼の絵と同様に、彼の言葉もちょっとミステリアスで素敵なんです。多分その意味をこれからずっと反芻していけるような、スルメみたいに噛みごたえのある答えなんです。 And just like his drawings, his words are also mysterious and wonderful. They are answers that probably we can, (at least I can!) cherish for a long time, something you can chew on for quite a while like dried calamari (which is a quite common d...